
不登校の子どもにとって、映画はただの娯楽ではなく「新しい視点をくれる」「心を癒してくれる」「自分を肯定するきっかけになる」大切な時間になることがあります。
今回は、特に洋画に限定して、不登校の子どもと一緒に観たい映画を5本厳選しました。どれも「今のままの自分でいい」と感じさせてくれる、心に残る作品です。
1. フィールド・オブ・ドリームス ── 夢と希望を信じる力をくれる感動作
ジャンル:ファンタジー / ヒューマンドラマ / スポーツ
監督:フィル・アルデン・ロビンソン
公開年:1989年(アメリカ)
あらすじ
アイオワ州の田舎町で農業を営むレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)は、ある日、とうもろこし畑で不思議な声を聞く。
「それを作れば、彼が来る」
その声に導かれるように、彼は畑を削り、本物の野球場を作る。すると、かつての伝説の野球選手たちが現れ、不思議な物語が始まる──。
おすすめポイント
- 「夢を信じること」の大切さを感じられる
- 「過去の傷と向き合い、前に進む勇気」をもらえる
- 親子の絆を深く描いており、家族で観るのにぴったり
- 美しい映像と心に残るセリフが、優しく背中を押してくれる
不登校の子どもにとって、「未来への希望」「進むべき道は自分で決めていい」というメッセージが温かく伝わる作品です。
2. リメンバー・ミー ── 「自分らしく生きること」の大切さ
ジャンル:アニメ / ファンタジー / 感動
監督:リー・アンクリッチ
公開年:2017年(アメリカ / ディズニー・ピクサー)
あらすじ
音楽を禁じられた家に生まれた少年ミゲルは、伝説の音楽家に憧れ、自分の夢を叶えようとする。しかし、ひょんなことから「死者の国」に迷い込み、家族の秘密を知ることになる。
おすすめポイント
- 「家族のつながり」の大切さを実感できる
- 「自分の好きなことを大切にしていい」と思えるストーリー
- 心に響く音楽と、美しい映像が魅力的
3. ワンダー 君は太陽 ── 「みんな違っていい」と教えてくれる
ジャンル:ヒューマンドラマ / 家族
監督:スティーブン・チョボスキー
公開年:2017年(アメリカ)
あらすじ
顔に先天的な障がいを持つ少年オギーは、長年の在宅学習から初めて学校に通うことに。初めは周囲の視線に傷つくが、少しずつ自分の居場所を見つけていく。
おすすめポイント
- 「他人と違っても、ありのままでいい」と思える
- 「人は見た目だけではなく、心が大切」と気づかせてくれる
- 学校生活に悩んでいる子どもに勇気を与えるストーリー
4. ライオン/25年目のただいま ── 「自分を大切にしていい」と思える実話
ジャンル:ヒューマンドラマ / 実話
監督:ガース・デイヴィス
公開年:2016年(オーストラリア / アメリカ / イギリス)
あらすじ
5歳でインドのスラム街から迷子になり、オーストラリアの養子として育ったサルー。25年後、彼は自分の本当の家族を探す旅に出る。
おすすめポイント
- 実話をもとにした感動的なストーリー
- 「自分の居場所を見つけること」の大切さを感じられる
- 自分の人生をどう生きるかを考えるきっかけになる
5. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち ── 「自分を信じること」の大切さ
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ガス・ヴァン・サント
公開年:1997年(アメリカ)
あらすじ
天才的な頭脳を持つ青年ウィルは、トラウマを抱え、人生に自信を持てずにいた。しかし、心理学者ショーンとの対話を通じて、自分自身と向き合い、未来へ進む決意をする。
おすすめポイント
- 「自分には価値がない」と思い込んでいる子どもに響く
- 「どんな人生にも可能性がある」と気づかせてくれる
- ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者の言葉が心に沁みる
まとめ:映画は「心を休める時間」になる
不登校の子どもにとって、映画は単なる娯楽ではなく、心を癒し、自分を肯定するきっかけになり得ます。
心が疲れているとき、「何かを信じてみよう」「自分らしくいていいんだ」と思える時間を過ごせる映画を紹介いたしました。ぜひ、お子さんと一緒に観てみてくださいね。