出かけられない!気持ちの切り替えが苦手な子への対応5選&発達障がいの可能性は?

大人でも、「今はこれに集中しているから、それは後にしたいなあ」「それは苦手だからやりたくないなあ」と、何かを後回しにしたくなることがあります。それを、まだ発語や表現のつたない子供に置き換えると、「切り替えが苦手」という印象になります。

家のなかなら、ある程度は順番を変えたり、待ってあげることもできますが、社会生活ではどうでしょうか?幼稚園や小学校では、用意されたカリキュラムに基づいて行動しなければなりません。

そのため、「気持ちを切り替えること」はお子さんに学んでいってもらいたい要素の一つ。今回は、親ができる「気持ちの切り替えに使えるコツ」をご紹介いたします。

先に申し上げたいのは、これらの方法は「すべての子に等しく効果的」ということではありません。人それぞれ個性特性があるように、その子に合ったアプローチで対応することが大切です。この項目の中で、お子様に合う対応があれば幸いです。

目次

子どもの気持ち切り替え5選

時計イラスト・おもちゃなどで時間を明示する

幼稚園だと、時計がまだ読めない子もいます。しかし、決まったかたちを記憶することはできる場合があります。「朝は時計がこのかたちになったらお家を出るからね」と、時計のすぐ近くに出発時間をスケッチしたイラストや、時計のおもちゃを設置してみましょう。それらが同じかたちになっている=出発の時間だと、小さな園児でも比較的わかりやすく認識できます。

1日のスケジュールを前もって伝える

できれば視覚に訴えるスケジュール表などを用意すると理想的ですが、その日に何をするかを予め伝えることは大切です。「今日はおでかけをするよ。ばあばのおうちでお昼を食べて、遊んで、おうちに帰ったら手を洗って、夜ご飯を食べて、お風呂に入るよ」など、イラストやマグネットシートなどを活用して見せながら説明するとわかりやすいです。

そもそものスケジュールをシンプルにする

ゆったり過ごそう!切り替えができない子へのアプローチ

おとなでも、一日にやることがたくさんあると疲れてしまいますし、もういや!となりますよね。それはこどもは同じ、というよりも、さらにこどもは混乱しやすいので、「大人がこなせてもこどもは疲れてしまう」という区別は行いましょう。タスク自体が少なければ、うまく進まない時の親側のストレスも軽くなります。検診や面談など、何か重要なお出かけがある時は、他の予定を入れない方が賢明です。

「あと〇分だよ」とカウントダウンする

数字がわかる子には、カウントダウンをすると効果的な場合があります。いきなり「時間だから行くよ!」というよりも、「あと2分で出発だから、おトイレは大丈夫?」と刻んだ方が、気持ちの切り替えのインターバルを取ることができます。本人がカウントダウンの過程で自ら用意を始めるなど、その気になれることもあります。

タイマーを活用する

大人のスマートフォンなどではなく、できれば専用のタイマーを用いると効果的です。数字の読める子は、数字が減っていく様子が視覚的に認識できますし、00:00で鳴る音楽を待つことは、子どもによってはワクワクする対象です。目覚まし時計のような刺激音よりは、子どもになじむ音声の方がより親しみやすいかもしれません。

「切り替えにくさ」は発達障がい・療育の目安になる?

それだけで判断はできません!

よく「気持ちの切り替えができない子は発達障がいの可能性がある」というフレーズを目にしますが、「切り替えの困難さ」というのはもちろん健常児、グレーゾーン児を含めた小児全体に言えることです。障がい認定の基準は複合的な質問に答える形式で決定されるものなので、お子様の成長が気になる場合は自治体の保健センターや発達支援センター、子育て支援施設に問い合わせをしましょう。

検索結果で答えを出すことはできないものですので、一度相談に行くことをお勧めいたします。

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